フェアプレー賞とは
サッカーのワールドカップでは、大会で活躍した選手やチームに対して全試合終了後に表彰が行われます。表彰される項目はいくつかありますが、このうち最もクリーンな試合をしたチームに対して贈られるのが「フェアプレー賞」と呼ばれるものです。
サッカーの試合はルールに基づいて行われる以上、両チームはそのルールに従ってクリーンに戦うのが理想であり、試合を通じて反則の回数が多いチームは、基本的には高く評価されることはありません。
ワールドカップのフェアプレー賞は大会を通じてこの理想に最も近づいたチーム、言い換えると大会中にチームの選手に対して提示されたイエローカードとレッドカードの枚数や、主審から反則をとられた回数などが少ないチームが表彰されます。
ワールドカップでフェアプレー賞の選出が開始されたのは1970年のメキシコ大会からです。2014年のブラジル大会までの時点で最もこの賞の受賞回数が多いのはブラジルで4度受賞しています。